夏休みといえば、冷房の効いた図書館に逃げ込んで、ただただ涼んでいた学生時代を思い出します。
すこしゆとりのある夏休みに、自分の将来について考えるのも「いまだけの時間」なのかもしれませんね。

そんななか、夏休みを利用した就職活動前の学生さんがインターンシップに訪れています。
今回、参加されたのは２年生になる専門学生の皆さん。
体験したのは、いくつか取り揃えた間取り図のなかから「自分が住んでみたい部屋」を選んでもらい、実際に設備設計を行ってもらうというもの。

最初は戸惑いを見せていた学生さんたちでしたが、「ここにキッチンがあるから水道が必要だよね」「照明はどこにつけようか？」など具体的な話をしていくうちにイメージが膨らみ、しだいに暮らしのなかで設備設計の役割がどこにあるのかを理解していく皆さん。
設備設計は、外側から見えない部分に想像力を働かせて「建物に命を吹き込んでいく」仕事。
大きな骨組みに血管が巡り、心地よい暮らしが育まれていく。

学生さんからは「いままで深く考えずに使っていた電気や水道がどんなふうに設計されていたのか、これからは建物だけでなく自分の家に帰ってからもしっかり見てみようと思いました」「ＣＡＤを使うのが設計の仕事だと思っていましたが、その前にしっかりと“考える”時間こそが大事なのだと学びました」との熱い感想も。

インターンシップは、桑野設計に興味を持っていただくだけでなく、若い世代の皆さんに設備設計の面白さを知ってもらい、より身近に感じてもらう。そんな嬉しい時間にもなりました。

また引き続き大学生に向けたインターンシップ『１ＤＡＹ仕事体験』も随時募集しています。
将来の選択肢を広げる新しい発見になることを願って、たくさんのご応募をお待ちしています！